中村研究室の基本姿勢
自分たちにとって未経験の分野のテーマでも,意義を感じて,かつ自分に少しは出来そうに思えたら,躊躇なく前向きに考えてみる。有名な教科書に書いてあることも鵜呑みにせず,疑わしく思えたら検証実験を考えてみる。反対に,皆が実現を諦めている実験であっても,ひょっとしたら自分たちが世界で最初に実現できるかもしれないという可能性を考える。----
それが本研究室の基本姿勢です。
誰でも最初は素人です。だめでもともと。とにかく,たくさんのアイデアの卵を温めてみるのが大事なことと考えています。
実際に以前,当研究室のやる気にあふれた4年生であった高橋純氏(2007年4月現在,富山大学人間発達科学部准教授)の発案で,1995年に本研究室で誕生した「理科教育のメーリングリスト」は,10年を迎えた2005年春に一区切りをつけましたが,参加者が1,000人を優に越え,理科教育に関しては本邦で指折りのシステムとして発展し,成功を収めました。(※現在は,このメーリングリストの参加者により新しく『新理科教育ML』が立ち上げられています。)
また最近は,素人ながら液体キセノンの光学的特性の測定を手掛け,有用な結果を得て高い評価を受けるに至っています。これも,我々の研究姿勢が成功を収めている好例と言えるでしょう。
中村研究室では,このような研究姿勢に共鳴する,やる気にあふれた若い力を常に求めており,共に当研究室をいっそう発展させていきたいと思っています。
准教授・中村
正吾 NAKAMURA Shogo 横浜国大研究者プロフィール |
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