中村研ニュース(2023年度)
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修士生4名と学部生4名が修了・卒業[2024年3月]
3月25日(月)に証書の授与式が行なわれ,中村研も修士生4名と学部生4名が無事に修了・卒業して学位が授与されました。 修了・卒業したメンバーは次の通りです。- 修士修了
- 出石 汐里,熊崎 慎太朗,郷原 康司,森 拓理
- 学部卒業
- 緒續 航太郎,小林 拓海,佐藤 賢了,髙橋 理音
D3の廣瀬とM2の森が日本天文学会で登壇[2024年3月]
3月11日(月)から15日(金)まで,日本天文学会2024年春季年会が東京大学本郷キャンパスとオンラインで開催され,15日の午後に博士課程前期3年の廣瀬と博士課程前期2年の森が登壇しました。廣瀬の講演のタイトルは「フィードバック制御する出力可変光源を用いてCMB検出器システムの光学特性を測定する手法の開発と原理検証」,森の講演のタイトルは「LiteBIRD衛星低周波望遠鏡の光学系スケールモデル及び多層半波長板のプロトタイプを組み合わせた光学測定」で,中村研が共同研究で進めている宇宙マイクロ波背景放射観測実験のための技術開発に関して報告し,有益な質疑応答が行われました。
東大ICRR神岡宇宙素粒子研究施設で見学と打合せ[2024年3月]
3月7日(木),8日(金)に,中村とD3谷山,M2出石が東京大学宇宙線研究所神岡宇宙素粒子研究施設に出張しました。8日(金)の午前中に神岡の実験施設を見学した後,午後に同研究所の森山先生と液体キセノンの赤外発光に関する研究について有意義な議論を行いました。議論の内容は,今後の研究に活かして参ります。
中村が東大宇宙線研共同利用研究成果発表会で講演[2024年2月]
2月21日(水),22日(木)に,東京大学宇宙線研究所の共同利用研究成果発表研究会がオンラインで開催され,中村も発表を依頼されて22日(木)の午前に講演を行ないました。講演のタイトルは「液体キセノンの近赤外発光の研究」で,表題の研究の最新の状況について報告しました。学部4年生が卒論発表会で発表[2024年2月]
2月20日(火)に理工学部物理工学EPの卒論発表会が開かれ,中村研の学部4年生も発表を行ないました。発表のタイトルは次の通りです。
◎緒續 航太郎:(非公開)◎小林 拓海:「ダイヤモンドNV中心の縮退二準位系を用いたクラスター状態光子生成に関する研究」
◎佐藤 賢了:「シンチレータの発光スペクトル測定における波長分解能を考慮したデータ補正」
◎髙橋 理音:「CMB偏光観測衛星LiteBIRDの低周波望遠鏡のアンテナパターン測定に向けた位相シフトホログラフィー電場復元法の開発」
M2の院生4名が修論発表会で発表[2024年2月]
2月13日(火),14日(水),15日(木)に理工学府数物・電子情報系理工学専攻物理工学教育分野の修論発表会が開かれ,14日(水)に中村研の博士課程前期2年の4名が発表を行ないました。発表のタイトルは次の通りです。
◎出石 汐里:「暗黒物質探索実験への応用に向けた液体キセノンの近赤外発光の研究」◎熊崎 慎太朗:「宇宙マイクロ波背景放射観測実験Simons Arrayのための検出器の時間応答の研究」
◎郷原 康司:「宇宙マイクロ波背景放射の精密観測に向けた超伝導ミラー開発のための低ノイズ試験システムの研究」
◎森 拓理:「CMB偏光観測衛星LiteBIRDの低周波望遠鏡の光学系スケールモデル及び多層半波長板のプロトタイプを用いた光学特性の検証」
次期4年生の仮配属[2024年1月]
1月下旬に,中村研の令和6年度の新卒研生として4人が仮配属されました。【祝】M1の伊藤が第38回「放射線検出器とその応用」研究会でポスター発表し研究会奨励賞を受賞![2024年1月]
1月22日(月),23日(火)に高エネルギー加速器研究機構で開催された第38回研究会「放射線検出器とその応用」において、ポスター発表を行なった博士課程前期1年の伊藤が研究会奨励賞を受賞しました。ポスターの題目は「瀬谷-波岡型分光器と冷却CCDカメラを用いた真空紫外分光測光システムの研究」で、真空紫外分光器に超低ノイズで高感度な冷却CCDカメラを組み合わせて開発を進めている分光測光系の概要について発表しました。特に、光学系の性能を高めるために施した種々の工夫と努力が高く評価されました。
開発中の分光測光系は今後、世界各地で進行中の宇宙暗黒物質探索実験や二重β崩壊探索実験で必要不可欠な基礎データを取得する上でおおいに役立つものと期待されています。
M1の伊藤と佐藤(和)が研究会でポスター発表[2024年1月]
1月22日(月)から23日(火)まで,第38回研究会「放射線検出器とその応用」が高エネルギー加速器研究機構つくばキャンパスとオンラインで開催され,初日に博士課程前期1年の伊藤と佐藤(和)がポスター発表しました。発表のタイトルはそれぞれ,伊藤が“瀬谷-波岡型分光器と冷却CCDカメラを用いた真空紫外分光測光システムの研究”,佐藤(和)が“分光測光系の強度較正のためのチェレンコフ光源の研究”で,当研究室がKEKおよび東大宇宙線研と共同研究で進めている液体キセノンなどのシンチレータの発光特性に関する地道な基礎研究について報告し,有益な質疑応答が行われました。
中村宅で中村研の忘年会[2023年12月]
12月28日(木)に,数年振りに中村宅に在学生の面々が集まり,中村研の忘年会のひとときを楽しく過ごしました。M1の三浦がワークショップでポスター発表[2023年11月]
11月20日(月)から11月21日(火)まで,第24回ミリ波サブミリ波受信機ワークショップと2023年度理研-NICT合同テラヘルツワークショップのジョイントワークショップが山梨大学で開催され,博士課程前期1年の三浦が先月に続けてポスター発表しました。発表のタイトルは“Near-field reflection measurements of millimeter-wave absorbers”で,三浦がJAXA宇宙科学研究所と共同研究で学部の卒論の時から着実に進めてきたLiteBIRD衛星に用いる電波吸収体の研究について報告し,有益な質疑応答が行われました。
M1の三浦が国際会議でポスター発表[2023年10月]
9月28日(木)から10月1日(日)まで,LiteBIRD衛星に関するGlobal F2Fミーティングがイタリアのエルバ島で開催され,博士課程前期1年の三浦がポスター発表しました。発表のタイトルは“Near-field reflection measurements of millimeter-wave absorbers”で,三浦がJAXA宇宙科学研究所と共同研究で学部の卒論の時から着実に進めてきたLiteBIRD衛星に用いる電波吸収体の研究について報告し,有益な質疑応答が行われました。
M2の郷原が日本天文学会で登壇[2023年9月]
9月20日(水)から22日(金)まで,日本天文学会2023年秋季年会が名古屋大学で開催され,最終日の午前中に博士課程前期2年の郷原が登壇しました。郷原の講演のタイトルは「宇宙マイクロ波背景放射の精密観測に向けた超伝導ミラー開発のための低ノイズ試験システムの研究」で,中村研が共同研究で進めている宇宙マイクロ波背景放射観測実験の超伝導ミラーの開発研究に関して報告し,有益な質疑応答が行われました。
D3の藤野,M2の熊崎と中村が日本物理学会で登壇[2023年9月]
9月16日(土)から19日(火)まで,日本物理学会第78回年次大会が東北大学で開催され,2日目の17日の午前中に博士課程後期3年の藤野と博士課程前期2年の熊崎が,最終日の19日の午前中に中村がそれぞれ登壇しました。藤野の講演のタイトルは「POLARBEAR実験によるCMB円偏光探索に向けた大気円偏光の測定」,熊崎の講演のタイトルは「Simons Array実験のためのTESボロメータの応答の時定数測定」,中村の講演のタイトルは「液体キセノン中のチェレンコフ光の分光測定の準備」で,藤野と熊崎は中村研が共同研究で進めている宇宙マイクロ波背景放射観測実験に関して,中村は中村研が共同研究で開始した液体キセノン中で発するチェレンコフ光の分光測定計画について報告し,有益な質疑応答が行われました。
M2の出石,M1の伊藤と佐藤(和)が研究会でポスター発表[2023年8月]
8月7日(月)から9日(水)まで,シンチレーターを中心とした放射線検出器の開発と応用に関する研究会SMART2023岐阜県の下呂温泉の木曽屋で開催され,2日目に博士課程前期2年の出石,博士課程前期1年の伊藤と佐藤(和)がポスター発表しました。発表のタイトルはそれぞれ,出石が“液体キセノンシンチレータの発光スペクトル測定のための分光測光系の構築”,伊藤が“真空紫外領域におけるシンチレータの発光スペクトル測定と測光系の較正”,佐藤(和)が“シンチレーション光の分光測光系のチェレンコフ光を利用した強度較正”で,当研究室がKEKおよび東大宇宙線研と共同研究で進めている液体キセノンシンチレータの発光特性を調べる地道な基礎研究と,その応用を含めた有益性について3名で手分けして報告し,有益な質疑応答が行われました。