ホットニュース(少しずつ,遡って更新します)
M2の郷原が日本天文学会で登壇[2023年9月]
9月20日(水)から22日(金)まで,日本天文学会2023年秋季年会が名古屋大学で開催され,最終日の午前中に博士課程前期2年の郷原が登壇しました。郷原の講演のタイトルは「宇宙マイクロ波背景放射の精密観測に向けた超伝導ミラー開発のための低ノイズ試験システムの研究」で,中村研が共同研究で進めている宇宙マイクロ波背景放射観測実験の超伝導ミラーの開発研究に関して報告し,有益な質疑応答が行われました。
D3の藤野,M2の熊崎と中村が日本物理学会で登壇[2023年9月]
9月16日(土)から19日(火)まで,日本物理学会第78回年次大会が東北大学で開催され,2日目の17日の午前中に博士課程後期3年の藤野と博士課程前期2年の熊崎が,最終日の19日の午前中に中村がそれぞれ登壇しました。藤野の講演のタイトルは「POLARBEAR実験によるCMB円偏光探索に向けた大気円偏光の測定」,熊崎の講演のタイトルは「Simons Array実験のためのTESボロメータの応答の時定数測定」,中村の講演のタイトルは「液体キセノン中のチェレンコフ光の分光測定の準備」で,藤野と熊崎は中村研が共同研究で進めている宇宙マイクロ波背景放射観測実験に関して,中村は中村研が共同研究で開始した液体キセノン中で発するチェレンコフ光の分光測定計画について報告し,有益な質疑応答が行われました。
M2の出石,M1の伊藤と佐藤(和)が研究会でポスター発表[2023年8月]
8月7日(月)から9日(水)まで,シンチレーターを中心とした放射線検出器の開発と応用に関する研究会SMART2023岐阜県の下呂温泉の木曽屋で開催され,2日目に博士課程前期2年の出石,博士課程前期1年の伊藤と佐藤(和)がポスター発表しました。発表のタイトルはそれぞれ,出石が“液体キセノンシンチレータの発光スペクトル測定のための分光測光系の構築”,伊藤が“真空紫外領域におけるシンチレータの発光スペクトル測定と測光系の較正”,佐藤(和)が“シンチレーション光の分光測光系のチェレンコフ光を利用した強度較正”で,当研究室がKEKおよび東大宇宙線研と共同研究で進めている液体キセノンシンチレータの発光特性を調べる地道な基礎研究と,その応用を含めた有益性について3名で手分けして報告し,有益な質疑応答が行われました。
【3年生への連絡】秋学期のプレゼンテーション演習の課題[2023年7月]
中村研でのプレゼンテーション演習の課題ですが,別ページに過去の発表題目の一覧を掲載していますので,参考にして下さい。なお,事前に相談したい3年生の方が居られれば,個別にご連絡下さい。相談に乗ります。OGの大田(梅津)里香子氏が来訪[2023年6月]
6月30日に,中村研OGの大田(梅津)里香子氏(現・鳥取県立厚生病院)が横浜で行われた学会の後に来訪されました。つくばの高エネルギー加速器研究機構(KEK)の見学会を実施[2023年5月]
5月17日(水)に,主に新4年生向けにつくばの高エネルギー加速器研究機構(KEK)の見学会を実施しました。OBの高久諒太氏が来訪[2023年4月]
4月21日(金)に,中村研OBの高久諒太氏(現・IPMU)が来訪しました。相模原の宇宙科学研究所(JAXA/ISAS)の見学会を実施[2023年4月]
4月19日(水)の午後に,主に新4年生向けに相模原の宇宙科学研究所(JAXA/ISAS)の見学会を実施しました。OBの髙橋純氏が来訪[2023年4月]
4月上旬に,中村研OBの髙橋純氏(現・東京学芸大学)がご家族と共に来訪されました。3名が大学院に進学し,5名が卒研配属しました[2023年4月]
2023年度がスタートし,新M1の3人と新4年生5人が研究室に配属されました。D3の藤野と廣瀬が国際会議でポスター発表[2023年3月]


藤野の発表のタイトルは“Characterization of an HWP for CMB circular polarization measurement with POLARBEAR”,廣瀬の発表のタイトルが“New optical testing method using a power-tunable millimeter-wave source for laboratory characterization of TES detector systems for CMB observation”で,それぞれ共同研究で進めている宇宙マイクロ波背景放射観測実験の様々な解析で必要不可欠な基礎研究について報告し,有益な質疑応答が行われました。
修士生2名と学部生6名が修了・卒業[2023年3月]
3月23日(木)に証書の授与式が行なわれ,中村研も修士生2名と学部生6名が無事に修了・卒業して学位が授与されました。 修了・卒業したメンバーは次の通りで,卒業した4年生のうち3人はそのまま進学して中村研に残ります。- 修士修了
- 小林 和哉,吉本 圭佑
- 学部卒業
- 山口 貴大,伊藤 由紘,柏﨑 未有,近藤 勇仁,佐藤 和樹,三浦 史弥
D2の谷山が日本物理学会で登壇[2023年3月]
3月22日(水)から25日(土)まで,日本物理学会2023年春季大会がオンラインで開催され,2日目の23日の午前中に博士課程後期2年の谷山がZoomで登壇しました。谷山の講演のタイトルは「液体キセノンの赤外発光の測定-10」で,中村研が共同研究で進めている液体キセノンの赤外発光の測定の解析について報告し,有益な質疑応答が行われました。
中村が東大宇宙線研共同利用研究成果発表会で講演[2023年2月]
2月21日(火),22日(水)に,東京大学宇宙線研究所の共同利用研究成果発表研究会がオンラインで開催され,中村も発表を依頼されて22日(水)の午前に講演を行ないました。講演のタイトルは「液体キセノンの近赤外発光の研究」で,表題の研究の最新の状況について報告しました。学部4年生の5人が卒論発表会で発表[2023年2月]
2月21日(火)に理工学部物理工学EPの卒論発表会が開かれ,中村研の学部4年生の5人が発表を行ないました。発表のタイトルは次の通りです。
◎伊藤 由紘:「冷却CCDカメラを用いた分光測光系によるフッ化カルシウムの紫外発光のスペクトル測定」◎柏﨑 未有:「機械学習を用いたXRISM衛星搭載極低温検出器の異常検知アルゴリズムの開発」
◎近藤 勇仁:「宇宙マイクロ波背景放射偏光観測衛星LiteBIRDの低周波望遠鏡の精密形状測定を実現する低温フォトグラメトリ法の研究」
◎佐藤 和樹:「液体キセノンの発光スペクトル測定のためのGeant4による強度較正のシミュレーション」
◎三浦 史弥:「宇宙マイクロ波背景放射偏光観測衛星LiteBIRDの低周波望遠鏡に用いる電波吸収体の特性評価」
M2の院生2名が修論発表会で発表[2023年2月]
2月14日(火),15日(水),16日(木)に理工学府数物・電子情報系理工学専攻物理工学教育分野の修論発表会が開かれ,14日(火)に中村研の博士課程前期2年の2名が発表を行ないました。発表のタイトルは次の通りです。
◎小林 和哉:「チェレンコフ光による冷却CCDカメラを用いた分光測光系の強度較正」◎吉本 圭佑:「CCDカメラを用いた分光測光系の真空紫外領域の波長較正」
M1の出石と中村が「放射線検出器とその応用」研究会で発表[2023年1月]
1月25日(水)〜27日(金)に第37回「放射線検出器とその応用」研究会(高エネルギー加速器研究機構放射線科学センターと応用物理学会・放射線分科会との共催)が高エネルギー加速器研究機構(つくば)とオンラインのハイブリッドで開催され,26日(木)に博士課程前期1年の出石と中村がそれぞれオンラインで発表しました。タイトルは,出石が「微弱なシンチレーション光の分光測定のためのγ線遮蔽の研究」,中村が「冷却CCDを用いた分光測光系によるシンチレータの微弱な発光の測定」で,高エネルギー加速器研究機構と共同で進めてきた,液体キセノンの赤外発光の測定のための技術開発について,これまでの研究経過と今後の展望について発表しました。次期4年生の仮配属[2023年1月]
1月下旬に,中村研の令和5年度の新卒研生として5人が仮配属されました。新年おめでとうございます[2023年1月]
コロナ禍の中,昨年も多くの皆様にいろいろとご支援頂き,どうも有難うございました。今年も引き続き宇宙素粒子実験に邁進します。液体キセノンに関しては,その特性を明らかにする世界的にユニークな研究を推進して,液体キセノンを大規模に用いる次世代の宇宙暗黒物質探索実験へ貢献します。
また,学生の一部は引き続き宇宙マイクロ波背景放射観測実験(POLARBEAR,LiteBIRD計画)に着実に貢献しつつあります。
これらのような中村研究室の研究活動を今後ともご支援下さい。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。